駐車場のカーシェアリング- 引き際が、肝心

先日、車検の話を書いた。

新車購入後初めての車検なので、ちょうど3年目を迎えた。購入した時は、このジムニーを人生最後の車にしようと決めていた。
それはそれでいい。でも、その最後の日っていつになるんだろうか。

高齢者がこれを考えるとき、2つの要因があると思う。

ひとつは「経済面」。
もうひとつは「年齢と安全面」だ。

初めてのジムニー車検!日本の車検はなぜ高い?海外との比較とディーラー車検を選んだ理由

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ジムニーを購入してはや3年、この夏、最初の車検を迎えた。走行距離は約16,000キロ。通勤に使ってるわけではないが、年5,000キロ強「も走ってる」か「しか走ってない」かは微妙なところだ...

いつまで車を維持できるのか?

もう車は購入しないという前提にたてば、経済面というのはいうまでもなく維持費のことである。

例えば、今後10年間乗り続けるとした場合、8年目までに車検を4回通す必要がある。先日かかった車検費用は、2年間のおまかせサポート契約+税金と保険で約10万円程度だった。年間にすると5万円くらいだ。

さらに、毎年加入している任意保険(車両保険あり)が年3〜4万円程度。そして自治体に納付する自動車税が年約1万円である。

これに、駐車場代とガソリン代や洗車代などで、プラス20万円程度はかかってしまう。
少なく見積もっても年間約30万円、毎月に換算すると2.5万円程度は見ておいたほうが良いかな。

我が家の場合は軽自動車なのでこれで済むが、普通車だったらその倍くらいはかかるんじゃないか。

我が家の月間維持費(軽自動車の場合)

  • 車検+整備費:4,500円
  • 任意保険:3,500円
  • 自動車税:1,000円
  • 駐車場・ガソリン・洗車など:16,000円
     
  • 合 計:25,000円

この毎月の維持費を、年金暮らしで負担し続けられかという問題がある。
年齢が進むとともに徐々に遠出が難しくなり、車を使うのが近所の買い物程度になったとき、それを無駄と感じるかどうかだ。

幸い、我が家からは、JRの駅もいつも利用するスーパーマーケットも徒歩3分程度である。もともと車なんて不要なんじゃないの?といわれそうだな。
でも、まだドライブは楽しみたい気持ちがあること、大きな荷物や道の駅などに遠出しての買い物、東北の実家に帰省することなども必要なのだ。

車を手放したときの代替手段

ただし最近は、あちらこちらのコインパーキングにカーシェアリングも出来てきた。電車で済ませられる用事だっていっぱいある。遠くへの旅行は電車を利用し、現地でレンタカーを借りるという手もある。JRの駅レンタカーなどを使えば、かなりお得だ。

JR駅レンタカー 

自分の自由になる車があるという利便性と、カーシェアや電車&レンタカーなどに代替したときの費用を秤にかけて、判断するときがいつかは来るはずだ。
それが最後の車を手放すときかもしれない。

いつまで運転をし続けられるのか?

維持費さえやりくりが付きそうであれば、問題はむしろこちら。そして、運転をし続けるかどうかは自分だけが判断できることでもない。

僕は、今後およそ10年以内に後期高齢者に差し掛かる年齢となる。
現行の自動車運転免許制度では、75歳以上になると運転免許更新時に「認知機能検査」が義務化される。

認知機能検査は、記憶力や判断力を測定する検査で、手がかり再生及び時間の見当識という2つの検査項目について、検査用紙に受検者が記入し、又は検査に必要なソフトウェアが搭載されたタブレットに受検者がタッチペンで入力して行います。

いやがおうにも、他人の(この場合は公的な)判断が下される。自分がいくら頭がはっきりしている、体力も大丈夫、と思っても免許証は与えられなくなる可能性があるのだ。
つまり、車を維持できなくなる前に運転が続けられなくなることのほうが、確率が高いかもしれないということだ。

自分自身で運転能力の限界値を自覚する

そしてその前に、自分で自身を判断する必要も出てくるだろう。
もしも、何らかの事故を起こしてしまえば、そこには被害者もいるし、自分の家族もいる。

少しでも危ないと感じたり、うっかりすることや注意力が少し散漫になってきたと思ったら、潔く観念したほうがいいだろう。
僕は今のところ、まだそういう自覚症状は出てきていないが、いつそんな状態になるかはわからない。

人以外にも建物や塀などに突っ込んでしまう、高齢者の踏み間違い事故が激増している。起きてからでは遅い。

地方でも考え方は変わらない

こんな風に書くと、電車を利用しづらい地方のドライバーからすれば、何を言っているんだろうとなるに違いない。まあ、埼玉の田舎も立派な地方なのだが、それでも首都圏や都市部以外の地方に比べると、電車の駅も本数も格段に多い。

地方は車以外の交通手段が極端に限られ、バスでさえも本数が激減、タクシーも少子化やドライバーの高齢化によって、運行が難しくなりつつあることは理解しているつもりだ。自分も実家は東北の山奥なのだから。

特に冬は自分の車がないと、雪に閉じ込められて買い物にも行けず、命に関わることもある。かといって、高齢者それぞれの運転能力に、都会も地方も区別はない。

まずは、踏み間違いをしても絶対に止まる機能のついた車に買い替えることから始めて欲しい。最近の新車は、法律でその機能が義務付けられているはずだ。

そして、決してスピードを出しすぎないことを自分に誓う。
車間距離も十分に取る。
車内では、ラジオや音楽もできる限り聴かず、運転に集中する。
実際、僕はそのような運転に切り替えている。退屈だけど慣れの問題。
ナビは地図画面を見ないで、音声だけに頼る。

自分に自覚症状が出ない間は、この対策で少しは安全運転が出来るようになるだろう。
自覚症状が出たり、助手席に乗った家族に危ないと思わせるようなことがあったら、地方といえども潔く免許を返そうではないか。
後のことは、いろいろと周りに協力してもらう以外にない。

再び述べたい。
「事故を起こしてしまえば、そこには被害者もいるし、自分の家族もいる」のだから。

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古野木しゅん

昭和30年代生まれ。しし座、O型。自由人。といえば格好がいいが、仕事を引退して無職になっただけの身です。

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